万国「家計簿」博覧会―これだけ稼いだ!こうして使った!



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半端

世界各国の中流家庭に乗り込んで収入支出やら家庭生活やらを根掘り葉掘りインタビューするという企画だが・・・・いまいち。
生活を徹底的に覗くというのならば『地球家族』の方が徹底しているし、取材対象の選定や文章の背景となる調査や知識にも深みがある。
各国のインタービュー対象の中流家庭の選定が通訳に一任されているのはどうかと思う。生活感とか言えば聞こえがいいが、主観的すぎて現地の情勢を全く知らない筆者の手抜きに見えて仕方がない。

とりあえず通訳を雇って知り合いに話を聞いてみましたという程度。
こういった内容の本を初めて読むような人はともかく、一定の知識や興味のある層には物足りないとおもいます。

経済学のイントロとしても使えそう

 世界13カ国の「中流家庭」の家計簿を覗き込むというとても面白い本。それだけでも野次馬根性がそそられるが、一粒で二度美味しい点として、経済学の色々なトピック、例えば「異時点間消費」、「社会関係と経済」、「社会保障」、「経済移行の効果」、「二部料金」、「時間配分」、「経済危機の影響」のような重要なイシューについて現実味をもって説明する材料になる。読後感としては、著者が他国の人と比べて強調するほど日本人は働き蜂や仕事一本でもない(例えば、筆者自身かなり人生を楽しんでいるような気がする)と思うが、その点は本書を読むことに何の支障にはならない。竹森俊平『世界経済の謎』とは違った意味で国際経済のイントロとなる良書です。



小学館







         
         
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